クレジットカードのみで1年間の留学保険を賄う方法

駐在準備

こんにちは、スタンフォード大学で研究留学に帯同している駐妻のLalaです!
渡米したばかりの頃、こんな疑問がありました。

Lala
Lala

研究留学では、現地で必要な保険も自費。安心は保ちつつ少しでも費用を抑えたいけど、どうしたらいいの?クレジットカードの付帯保険で1年間の医療保険を賄えるって本当?

クレジットカード保険には、自動付帯と利用付帯という主に2つの種類があり、自動付帯と利用付帯を組み合わせ1年間の保険を賄う為には、両方の特性を活かして計画的にクレジットカードを使うことが必須です。

以下の手順で、年間を通じて保険を最大限に活用する方法をお伝えします。

二つの保険の違いについて詳しく解説

自動付帯

自動付帯とは、特定の条件を満たすことなく、クレジットカードを持っているだけで保険が自動的に適用されるタイプの保険です。カードを所有している限り、保険のカバー範囲内で保障を受けることができます。

特徴:

  • クレジットカードを所有しているだけで保険が有効。
  • 旅行中の事故や病気、盗難などの保障が含まれることが多い。
  • 保険の内容や範囲はカードの種類や発行会社によって異なる。

メリット:

  • 特に手続きをする必要がない。
  • 保険が自動的に適用されるため、忘れる心配がない。

デメリット:

  • 保険の内容が限られている場合がある。
  • 保険金額が比較的低いことがある。

利用付帯

利用付帯とは、クレジットカードを特定の用途(例:旅行の支払い)に使用した場合にのみ、保険が適用されるタイプの保険です。例えば、旅行代金をクレジットカードで支払った場合に、その旅行期間中の事故や病気が保障されます。

特徴:

  • 指定された条件(例:旅行代金の支払い)を満たすことで保険が有効。
  • 条件を満たさない場合は保険が適用されない。

メリット:

  • 条件を満たした場合、広範な保障を受けられることがある。
  • 一部の自動付帯保険よりも高い保障金額が設定されていることがある。

デメリット:

  • 条件を満たす必要があるため、保険が適用されない場合がある。
  • 忘れて条件を満たさなかった場合、保険が無効になる。

付保証明書の発行

保険の適用を受けるためには、付保証明書の発行しておくと安心です。郵送で届くものもあるため、出国前に済ませておくことをお勧めします。
以下の手順で付保証明書を発行し、内容を確認してください。

  1. クレジットカード会社に連絡: カード会社のカスタマーサービスに電話またはウェブサイトでログインし、保険の付保証明書の発行を依頼します。
  2. 必要な情報を提供: 名前、カード番号、利用したサービスや購入内容などの詳細を提供します。
  3. 付保証明書の発行: 付保証明書が発行され、郵送または電子メールで受け取ります。
  4. 内容確認: 受け取った付保証明書の内容を確認します。特に、保険の適用範囲、補償金額、対象となるイベントや条件などを確認してください。

内容の確認

付保証明書の内容を確認する際、以下の項目に注意してください。

  1. 保険適用期間: 保険が適用される期間を確認します。
  2. 補償内容: 補償される内容(例えば、医療費、盗難、遅延など)を確認します。
  3. 補償金額: 最大補償金額や自己負担額を確認します。
  4. 対象となる条件: 保険が適用されるための条件を確認します。
  5. 連絡先情報: 事故やトラブルが発生した場合の連絡先情報を確認します。

これらの手順と注意点を守ることで、クレジットカード保険を安心して利用することができます。

具体的な一年間の保険の賄い方

自動付帯保険の活用

まず、自動付帯保険が適用されるクレジットカードを1枚以上持っていることが前提です。このカードは、所持しているだけで一定期間の保険が適用されます。通常、自動付帯保険は旅行の開始日から一定期間(例:90日間)適用されます。

例:

  • 1月1日に自動付帯保険が適用されるカードを使って旅行を開始すると、1月1日から3月31日まで保険が適用されます。

利用付帯保険の活用

次に、利用付帯保険が適用されるクレジットカードを活用します。このカードは、特定の支払い(例:旅行代金や航空券、現地での電車やタクシー運賃など)をカードで支払った場合に保険が適用されます。利用付帯保険も、旅行の開始日から一定期間(例:90日間)適用されます。

例:

  • 4月1日に電車の運賃を利用付帯保険のカードで支払うと、4月1日から6月30日まで保険が適用されます。

自動付帯と利用付帯の組み合わせ

これらのカードを組み合わせて使うことで、年間を通じて保険を継続的に適用させることが可能です。以下の例で具体的な手順を示します。

例:

  1. 1月1日: 自動付帯保険のカードで渡航 → 1月1日から3月31日まで保険が適用。
  2. 4月1日: 利用付帯保険のカードで現地の電車運賃を支払う → 4月1日から6月30日まで保険が適用。
  3. 7月1日: 利用付帯保険のカードで現地の電車運賃を支払う→ 7月1日から9月30日まで保険が適用。
  4. 10月1日: 利用付帯保険のカードで現地の電車運賃を支払う → 10月1日から12月31日まで保険が適用。
  5. 1月1日(翌年): 一時帰国を経て再渡航 → 1月1日から3月31日まで自動付帯保険が再び適用。

このように、3ヶ月ごとに異なるカードの利用付帯保険を切り替え利用することで、1年間を通じて(またはそれ以上)クレジットカード保険の適用を継続できます。

まとめ

高額な留学保険に加入していなくても、こうしてクレジットカードを組み合わせることで十分な期間、補償を受けられる場合があります。

  1. 保険の適用範囲と条件: 各カードの保険適用範囲や条件をしっかり確認しておくことが重要です。特に、補償内容や金額に差がある場合があります。
  2. カードの有効期限: クレジットカードの有効期限や更新時期を確認し、計画的に利用することが大切です。
  3. 付保証明書の発行と確認: 各保険適用時に付保証明書を発行し、内容を確認することを忘れずに行いましょう。

このようにして、クレジットカードの自動付帯と利用付帯を組み合わせて、1年間の保険をカバーすることが可能です。

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